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ネット版 改善改革探訪記 №250
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他社が真似る商品を作り続けたシャープの創業者ut

 早川徳次翁事績探訪記


早川徳次翁は養子に出された先で過酷な少年時代を送り、8歳で丁稚奉公に出て、錺(かざり)職人となった。

19歳でベルトのバックル(徳尾錠)を発明。それが売れたことがきっかけとなり兄政治とともに東京本所松井町で「早川兄弟商会」を設立。翌年発明したシャープペンシルが国内外で爆発的な売れ行きを示して事業は大きく発展したが、関東大震災で、妻子と工場を失い、さらにシャープペンシルの事業と特許権まで人手に渡った。

1924(大正13)年、大阪でゼロから再出発し、早川金属工業(後のシャープ)を創業。国産第一号のラジオを開発したほか、他社に先駆けて、テレビ、電子レンジ、卓上計算機などを開発し「早かった電機」と呼ばれた。

徳次翁は尋常小学校に1年通っただけで、あとは独学で知識・技術を身に着けたが、それだけに、若いうちに学問することの大切さを強く意識し、従業員のために私立早川商工青年学校を設立した。

少年時代の徳次翁を何かと気遣ってくれた「おせい」という盲目の女性がいた。関東大震災以来消息が分からなくなり、そのことがずっと気がかりだったという、あるとき大阪盲人協会から電気の話と実演を依頼され、それがきっかけとなって視力障がい者たちの手で無線機の部品の製造を開始。1950(昭和25)年「特選金属工業」という会社を設立し、現在この会社は「シャープ特選工業」として、様々な障がいを持つ人たちによって運営されている。

 

●本文 → hayakawa-tokuji.pdf へのリンク

●取材先:シャープ(シャープの歩み|創業者 早川徳次URL→ https://corporate.jp.sharp/info/history/voice/
シャープミュージアムのURL→
https://corporate.jp.sharp/showroom/

●掲載先 → リーダーシップ 2022年6月号
(発行元・日本監督士協会のURL:http://www.kantokushi.or.jp/


シャープペンシル。写真クリックで本文表示


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●他社に先んじた開発と商品化をめざす
http://www.souisha.com/jirei13/1311b.html#13

●早川商工青年学校を設立する
http://www.souisha.com/jirei14/1406c.html#06

●視覚障がい者の手で無線機部品を製造する →http://www.souisha.com/jirei14/1404c.html#14

●逆境の中から生れたシャープペンシルとラジオ →http://www.souisha.com/jirei14/1402c.html#07