仕事の事典 》 改善改革探訪記 》 №249 |
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ネット版 改善改革探訪記 №249 |
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稲むらに火をつけ人々を津波から救った商人ut |
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濱口梧陵翁事績探訪記 | |||
■村人の生命は助かったが、彼等は家、田畑、舟と漁具を失い、生きるすべを失った。梧陵は彼らに仕事を提供するという目的もあって、紀州藩の許可を得て、海岸に新たな堤防を築いた。高さ5m、根幅20m、長さ600mの堤防を築くのに1日に400~500人、延べ5万6000人に及び、梧陵はこの間の日当を負担した。この堤防は1946(昭和21)年の南海地震による津波の防災に大きな威力を発揮したという。 ■紀州藩はこれらの働きを高く評価して、梧陵を勘定奉行に、次いで参政に任命。以後梧陵は政治の世界に入り、明治政府の駅逓頭(郵政大臣)や初代和歌山県会議長などを務め、憲法発布と国会開設を前に先進諸国の憲法と国会の姿を学ぶために渡米中、病に倒れ、米国で客死している。
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広川町役場前の松明を掲げる梧陵の像。写真クリックで本文表示 |
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「仕事の事典」の関連事例 ●稲むらに火をつけ人々を津波から救う→ http://www.souisha.com/jirei14/1405c.html#10 ●被災した村人に仕事を提供するために堤防を築く→ http://www.souisha.com/jirei14/1404c.html#13 ●郷土の若者に教育を残す →http://www.souisha.com/jirei14/1406c.html#07 |