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ネット版 改善改革探訪記 №245 BACK  

西洋鍛冶屋をめざし鋳鉄管と農業機械を世界に展開したクボタの創業者ut

 久保田権四郎翁事績探訪記


クボタは、給水施設とトラクターなど農業機械を世界120カ国に展開している。この会社のはじまりは、西洋鍛冶屋となって両親を助けたいと因島から大阪に出て修業を積んだ少年が、自ら立ち上げた鋳物工場だった。

少年は「大出権四郎」、鋳物工場は「大出鋳物」。後に久保田家の養子となって、「久保田権四郎」「久保田鉄工所」と名前が変わった。

1892年、コレラ蔓延防止のために大阪市が水道管敷設工事を開始。そのための鋳鉄管製造は当初、大阪砲兵工廠が引き受けたが、民間の鋳造工場がその後を追い、久保田鉄工所はそれに加わって、独自の鋳造方法を開発。職工を増やし、設備を拡充して、やがて全国の鋳鉄管の60%のシェアを獲得した。

その後、工作機械製作など、多角化を図り、一時は自動車産業にも参入。それがベースとなって内燃機関を開発し、耕運機やトラクターなど、農業機械の市場を開拓した。

「社長」ではなく「ご主人」と呼ばれるほどワンマンなところもあったが、権四郎は他人の技術や学識を的確に評価し、「何でもやってみなければわからん。理屈はそれからじゃ」と言いつつ現場体験を叩き込み、その上でどんどん仕事を任せた。

貧しかった幼児体験から、子供たちを支援し、学校をたてたり、故郷、因島の道路を整備するなど、数多くの地域支援活動を行っている。

●本文 → kubota-gonshiro.pdf

●クボタのURL → http://www.kubota.co.jp

●掲載先 → リーダーシップ 2021年12月号
(発行元・日本監督士協会のURL:
http://www.kantokushi.or.jp/


大正3年製60吋鋳鉄管。写真クリックで本文表示


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