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花文化創造というミッションの由来

 ジャパン・フラワー・コーポレーション探訪記


生花店「花まつ」を展開するジャパン・フラワー・コーポレーションという会社がある。社長の松村吉彰さんが22歳のときスーパーの店先の花の委託販売から始まった。

「いらっしゃい、いらっしゃい、今日はバラが安いよ」と声をかけながら、家庭に飾る花を中心に、安く仕入れ、安価な同一価格で販売。水上げ、仕分けなどのバックヤード業務をセンターに集中し、店舗では接客に集中。積極販売、ローコスト、高効率経営で富山県を中心に店舗を増やした。

順風満帆で拡大を続けていたとき、従業員が次々辞めていくという事態を経験した。自分が成功を引き寄せているという自負から従業員を手段とみていたことを思い知らされる。打ちのめされて家に帰ると奥さんが花を飾っていた。それを見て癒され、金儲けの道具だった花が実は人を幸せにしてくれるということに気づいた。そのことをできるだけ多くの人に知らせることが自分の使命ではないかと思い至ったという。

そのこと確かめるために世界中の評判の花屋のトップに会いに行き、経営哲学を聞き、「花文化創造」を自社の企業理念として打ち立てた。目先の利益ためでなく、この志のために働くのだということが理解されると従業員がついてきてくれるようになり、新たな協力者も現れるようになったという。3年前に阪急阪神グループの赤字続きの花事業部を買収して黒字化。同社はいま業界3位グループのリーディングカンパニーとして花文化創造に邁進している。

(「リーダーシップ」2013年1月号で詳報) →  hanamatsu.pdf へのリンク

■この記事へのコメント
企画力と行動力、持続力が成功のポイントですね。刺激を受けました。(創知研究所・中野勝征)
「花まつ」の店舗