絵で見る創意くふう事典  》 第13章 顧客指向  》 B関心を惹きつける
 
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顧客指向‐1303 B関心を惹きつける BACKNEXT

都市には自分たちが用意したモノやサービスを売ろうとする人と、それを買い求める人が集まってきて、そこは、お客様の関心を引くための企てであふれています。並み居る他店を押さえてお客様の視線をとらえ、自店に引きつけるにはそれなりの工夫と努力が必要です。例えば、次のような例があります。

 このページの掲載事例→            ●130301 本日の売り出し品に風船をつける  
 ●130302 値引きPOPで窓を覆う  
 ●130303 みんなでディスプレイを競う
 ●130304 店員が作業している様子をみせる  
 ●130305 調理している様子を見せる  
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【130301】 本日の売り出し品に風船をつける  

■チラシ広告の商品の陳列台に風船をつける。広告商品の位地がすぐにわかり、売り場が楽しくなる。
   
 
【130302】 割り引きPOPで窓を覆う   

■割引POPで窓をふさぐくらいに覆う。割引セールが行なわれていることがすぐわかり、中を覗き込んでみたい気持ちになる。
   
 
【130303】 みんなでディスプレイを競う  


■九州のスーパー、ハローデイの系列店では毎年ディスプレイコンテストを実施している。社員もパートも一緒になって自店の売りをディスプレイに表現する。

■天井近くまで盛り上がるように赤・黄・緑の果物が積まれ、見事なカラーバリエーションが見える。天井から下がったおびただしい数のPOPが、各商品のセールスポイントを発信する。あるいは、果物や野菜は、鮮度や熟れ具合を見せるために半分に切った見本が置かれている。


■「さあ、私たちが用意した素晴らしい商品を見てください。そして、よかったらどうぞ買っていってください」

■言葉には出さないものの、従業員たちのそんな訴えが、ビンビン伝わってくる。これが評判になって、この系列店は大勢のお客様を引きつけている。


参考記事→探訪記152  halloday.pdf へのリンク 

   
 
 
 
【130304】 店員が作業している様子を見せる  

店員のいない無人の店に、お客様はほとんど関心を払わない。しかし、店員が店の前に立っていて、珍しいものはないかと店を覗き込んだお客様に、すぐさま「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」と近づくと、ほとんどのお客さまが覗くのをやめて立ち去ってしまう。

■その声かけが、買うか買わないか決めかねているお客様に決断を急がせているように響くからだ。

■気に入るものがあるかどうか、探しているお客様には、その人が「よし、これを買おう」と心を決めるまで、それを遮らないように自由に探してもらうことだ。

■商品を畳んだり、値札を取り付けたり、窓を拭いたり、ひたすらお客さまと関係のない作業をする。それでいて、お客様から説明を求められた時は、すぐに対応できるようにする。

■馬淵哲・南條恵著の「入りやすい店売れる店」(日経ビジネス人文庫)では、そうしたお客様と関係のない作業を「客寄せ踊り」、店の前に立ちはだかって「いらっしゃいませ」と連呼する声を「客追い音頭」と呼んでいる。
   
 
【130305】 調理している様子を見せる  

■料理を注文してからそれが出来上がってテーブルに運ばれるまで、しばらく時間がかかる。大人たちはその間ゆっくりお茶を飲みながら、おしゃべりして待つが、子供たちはなかなかそれを待ちきれず、「まだかな?」と厨房の方を見る。

■あるインド料理店では、店内から厨房の窓ガラス越しにインド人のシェフがナンをこねて焼いている姿がみわたせる。そのキビキビした動きが興味深く、子供たちは窓ガラスに額を押し当てそれに見入り、料理への期待感を高めていく。

■子どもたちのその様子が周りの大人たちの期待も高めることになる。

   
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