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ネット版 改善改革探訪記 №235 BACK  

繁栄・幸福・平和に向けて人と企業のあり方を探求し続けた企業家ut

 松下幸之助歴史館探訪記


企業は世間から人とお金を預かって仕事をする。だから世間に対して何らかのものを返していくべき義務を負っている…と松下幸之助(1894-1989)は考えていた。その背後には、商業のまち、大阪船場の伝統的な考え方があった。

5歳で丁稚奉公を始め、15歳で電気にあこがれ、22歳で起業、38歳のとき産業人の使命は人々に物資を供給して貧困をなくすことだと気づき、53歳から、各界の人々と交流しつつ、繁栄・幸福・平和(PHP)に向けた人と企業のあり方の研究を始め、84歳で政治経済のリーダー養成をめざして「松下政経塾」を開塾。94歳で永眠した。

殖産興業の時代、戦争の時代、戦後復興の時代、高度成長時代を通じて、その時々の社会課題と向き合い、衆知を集め、事業と向き合いながら、よりよい社会の実現に向けて働き続けた人生だった。

松下幸之助の没後30余年、グローバル化とデジタル化によって世界は一変した。加えて、いくつもの震災とコロナ禍によって私たちは進むべき方向を見失いそうになっている。この人の94年の生涯は、困難を正面から見詰め、正しい方向をさぐり、それに立ち向かっていく勇気を与えてくれる。

●本文 →  matsushita-konosuke.pdf
●松下幸之助歴史館のURL →
https://www.panasonic.com/jp/corporate/history/panasonic-museum/
konosuke-matsushita-museum.html

掲載先 → リーダーシップ2021年1月号
(発行元・日本監督士協会のURL 
http://www.kantokushi.or.jp



新入社員に練り物の作り方を教える松下幸之助の像。写真クリックで本文表示


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