改善の事典 》 改善改革探訪記 》 №262 |
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ネット版 改善改革探訪記 №262 |
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「味の素」を世に送り出した鈴木三郎助翁の事績 |
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3代鈴木三郎助翁事績探訪記 | |||
■鈴木家の当主は代々鈴木三郎助を名乗った。初代三郎助は神奈川県葉山で穀物と酒の販売店「滝屋」を起こし、2代三郎助はこの店を拠点に、浜辺に漂着した海藻を集め、キズ薬、ウガイ薬、ヨードチンキなどの原料となるヨードに加工。全国有数のヨード事業者となった。 ■ヨード事業の傍ら、2代三郎助は、味の素の工業生産と販売を引き受け、その弟、忠治がヨード製造技術をベースに工業生産の道筋をつけた。 ■2代三郎助はこの調味料を入れた料理の試食会を一流料理店で開催。さらに料理界の権威にも意見を求め、この調味料に市場価値があることを確認。「味の素」というそれまでにない商品を、人々の間に浸透させていくためのマーケティングを2代三郎助の長男、3代三郎助が担当した。 ■本社ビルの屋上に、5000個の電球を点滅させ、お椀に味の素を入れると子供がヨダレを垂らすイルミネーションを点滅させて人々の注目を集め、並行して毎月1回新聞広告、看板、電車の中吊り広告、パンフレット、ポスターなどによる広告を展開した。
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味の素の容器の変遷(うまみ体験館)。画像クリックで本文表示 |
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「改善の事典」の関連事例 ●うまみの素「味の素」の発明→ http://www.souisha.com/jirei13/1311b15 ●副産物としての澱粉の有効活用 http://www.souisha.com/jirei09/090611 |