仕事の事典 》 改善改革探訪記 》 №232 |
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ネット版 改善改革探訪記 №232 |
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人びとの生活向上をめざし、流通革命を推進した企業家ut |
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中内功記念館探訪記 | |||
■戦後になって、家業の薬局で、医療機関から放出された薬、うがい薬、洗顔液、ビタミン剤などを販売した。「お菓子や食料品があったら、毎日でも買い物にくる」というお客さんの声がきっかけとなって、化粧品、食料品、さらには日用品や電気製品まで売るようになった。果物は産地まで足を運んで仕入れ、牛肉は生きた牛を屠場まで連れて行って枝肉に加工したという。 ■アメリカのスーパーマーケット25周年記念式典(1962)に参加してから、さらに意識的に流通革命を推進。商品センターを通じて一括仕入れし、チェーン店に配送する形を確立。店舗業務の標準化を図り、各地にチェーン店を出店して安売り体制をつくりあげ、1972年には三越百貨店を抜いて小売業第1位となった。 ■松下電機のテレビや花王の衣料用洗剤を大幅値引きして販売し、両社から製品の出荷停止に会ったが、他メーカーと提携して格安のプライベートブランド製品を販売。長くメーカーが握っていた価格決定権を流通事業者が握るきっかけをつくった。また、経団連の広報委員長や副会長を務めるなど、メーカー中心だった財界での流通事業者の発言権も高めた。 ■戦後の流通革命を推進した中内の事績を、流通科学大学の中内功記念館担当・辻田勝治さんから伺った。 |
主婦の店ダイエー千林1号店の看板。写真クリックで本文表示 |
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「仕事の事典」の関連事例 ●商品センターを設置して流通革命を推進する →http://www.souisha.com/jirei09/0906.html#01 ●足してオマケしてはじめて商売になる →http://www.souisha.com/jirei13/1305b.html#05 ●戦争体験から生活必需品が安心して買える社会をつくろうと誓う →http://www.souisha.com/jirei14/1402c.html#08 |