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ネット版 改善改革探訪記 №230
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飲食業界の近代化を推し進めた「がんこ」の道のりut

 がんこフードサービス探訪記


がんこフードサービスの創業者の小嶋淳司会長は、15歳の時、商売を一生の仕事にしようと思い定めた。倒れた母に代わって家業のよろず屋の仕事を1人で引き受け、その後、大学に入って、商売は自分のためでなく、世間の人々に資するものでなければならないということを学んだ。

起業するときは飲食業で起業しようと思ったともいう。飲食業なら小資本で起業できるし、水商売と言われるほど産業基盤の脆弱な業界だが、そうであればなおさら、自分なりの仕事を残せるのではないかと考えたからだった。

大学卒業後、大阪の黒門市場と鶴橋の屋台村で寿司職人として修業し、28歳で大阪の十三で4.5坪の小さな店を開店。その1年後、パチンコ店だった総床面積120坪のビルに入らないかという話が舞い込み、そのチャンスにかけ、多くの人たちの支援を得て、大阪で最も大きい寿司店を開店した。

小嶋さんが最も力を注いだのは、社員たちとの間で、理念を共有しつつ、仕事を任せていくための体制づくりである。それまでの飲食業では人が育つと独立支援し、のれん分けするのが普通だったが、小嶋さんは、社員の能力をどこまでも伸ばす一方で、多店舗展開によってその力を発揮するためのチャンスを提供し続けた。現在の店舗数は80店、従業員数は3500人。ここまでの歩みを小嶋会長から聞いた。

●本文 →  ganko-2.pdf
●がんこフードサービスのURL → https://www.gankofood.co.jp/  
●掲載先 → リーダーシップ2020年8月号
(発行元・日本監督士協会のURL http://www.kantokushi.or.jp/



「がんこ」の看板。写真クリックで本文表示


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