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ネット版 改善改革探訪記 bQ16
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環境負荷軽減に向けて、みんなの力を結集する会社

 山陽製紙探訪記


山陽製紙は、ルーツが広島にあり「山陽」の名がついているが、大阪府泉南市の会社。古紙を原料にしてクレープ紙を製造している。

クレープ紙は紙に皺を作ることで、強度を増し、クッション性や柔らかな感触があり、従来セメント袋の綴じ口や電線の包装紙として使われてきた。しかし、生コン車の普及でセメント袋の需要が減退。新製品開発を模索し、2003年に梅の種の炭の粉末を抄(す)きこんだ消臭効果のあるクレープ紙を開発した。

以来、「環境負荷低減」を経営理念として掲げるようになり、全社員を挙げて工場のすぐ横の男里川を清掃奉仕したり、環境問題の自主的な勉強会を開催して、エコ検定やCSR検定に挑戦するなど、社員の環境意識を高めてきた。

こうした全社を挙げた活動の中から、消臭効果のあるクレープ紙で企業団体向けに環境への配慮を訴えるノベルティ商品を開発したり、、使用済みコピー紙を封筒やメモ帳に再生することで「環境負荷低減」への参加を訴える事業など、ユニークな新製品・新事業を開発している。

●本文 → sanyoseishi.pdf へのリンク
●山陽製紙のURL →  https://www.sanyo-paper.co.jp/ へのリンク
●掲載先 → リーダーシップ 2019年6月号
発行元・日本監督士協会のURL  http://www.kantokushi.or.jp/ へのリンク )


クレープ紙で包まれた電線の束。写真クリックで本文表示。


「仕事の事典」の関連事例

●経営理念「環境負荷軽減」の浸透を図る
http://www.souisha.com/jire12/1206a.html#09

●クレープ紙の新たな用途を開発する
http://www.souisha.com/jirei13/1311b.html#11