業績至上主義から従業員第一主義に転換した美容室

■最先端の美容技術を身に着けアメリカから帰国し、美容室「バグジー」を展開する久保華図八社長のもとに、教えを請う大勢の若者が集まった。しかし、過度の業績主義に耐えられなくなった退職者が続出。店が回らなくなり、久保さんの経営者としての自信は地に落ちた。

■西郷南洲の言葉がきっかけとなって、久保さんはその後、従業員の幸せ追求を目標にした経営に方向転換した。成果主義を廃して年功主義を採用。個人の成長に重点を置き、自己成長率の高い者、人望の厚い者を責任者に選んで、彼らに大幅に権限委譲した。 

■美容師は独立願望が強く、同社には独自のキャリアパスプランがある。カット、シャンプー、洗い、パーマ、カラー、メーク、ネイル…。さらに独立開業後に必要となる財務、労務、人材育成の知識まで、入社１５年間で独立自営に必要なすべてを教えている。

●本文　→　bagzy.pdf
●九州壹組のＵＲＬ　→　http://www.bagzy.net/index.html
●掲載先　→　リーダーシップ　2019年３月号
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ　　http://www.kantokushi.or.jp/　）