絵で見る創意くふう事典  》 改善改革探訪記  》  207 
 
 TOP 編集のねらい 5S 安全 品質 作業 治工具 設備 省力 環境 コスト 事務 IT化 組織 顧客 社会 地域 探訪記 解説 総目次 索引
 
ネット版 改善改革探訪記 bQ07
BACK  

入浴サービスを天職と思い定めた創業者が築いた福祉事業

 福祉の里探訪記


兜沁モフ里(北名古屋市)の矢吹孝男会長が訪問入浴サービスを始めたのは35年前である。矢吹さんの少年時代、父が働けない体になり、一家は困窮し、思いがけず大きな負債を抱えて辛酸を舐めた。そこから立ち直りつつあった頃、寝たきりになった父が亡くなる直前に風呂に入れた。

そのとき父がとても喜んでくれたことが心に残り、あるお宅の前で訪問入浴サービス車を見たとき、自分はこれを生涯の仕事にしようと決めたという。自ら会社を立ち上げ、訪問入浴サービス車を購入し、愛知県の郡部の市町村から委託を受けて訪問入浴サービスが始まった。

訪問入浴サービスは寝たきりの人だけでなく、介護する人たちに対する福祉でもあると矢吹さんは考えており、自分たちが用意した施設に収容して行う施設介護より、相手に寄り添った訪問介護に重点を置いている。

「ありがとう」という感謝の言葉が投げかけられたら、自分たちの仕事が本当にそれにふさわしいものだったかどうかを振り返れと戒め、クレームは改善のチャンスととらえ、目標を高く持って仕事の価値を高めよと説いてきた。

仕事とは何か、人はどのようにして仕事と向き合うべきか、矢吹さんが歩まれた道のりから、多くを学ぶことができる。

(日本監督士協会編「リーダーシップ」2018年9月号で詳報) 
 
●本文: fukushinosato.pdf へのリンク
●福祉の里のURL:https://www.fukushinosato.co.jp/ へのリンク
●「リーダーシップ」発行元・日本監督士協会のURL: http://www.kantokushi.or.jp/

入浴サービスのイメージ 写真クリックで本文表示