■ピアズ(本社:名古屋市)は携帯ショップの販売員教育や経営コンサルティングの受託事業を全国展開する会社である。桑野隆司社長は学生の頃、友人・知人から紹介されたお宅や飛び込み訪問した先で「携帯電話、要りませんか?」と携帯電話を売り込むアルバイトをしていた。
■当時、通信キャリア(電気通信事業者)は各地で販売代理店を募り、地域の有力企業がそれに応じて携帯ショップを次々オープンさせていた。各携帯ショップは「携帯電話ゼロ円」とか「いまなら3万円キャッシュバック」などの値引き戦術で、とにかく契約件数を増やそうとした。
■桑野さんはその売り方に疑問を持ち、先輩とともに会社を起こし、そこで、アルバイト学生たちを集め、お客様の疑問や不安に答え、携帯電話の本来の使い方や便利さを伝える教育訓練を実施した後、彼らを携帯ショップに派遣した。お客様からの評判は上々だった。
■紆余曲折を経て、桑野さんはその後自ら潟sアズを創業。何のために働くのかから始まり、お客様への向き合い方を徹底追求したその教育手法で育った販売スタッフやコンサルタントは、携帯電話が普及し、販売の重点がアプリなど周辺商品に移ってきたいま、各地の携帯ショップにとってなくてはならないものになっている。
●本文 → peers.pdf
●ピアズのURL → http://peers.jp/
●掲載先 → リーダーシップ 2017年6月号
(発行元・日本監督士協会のURL http://www.kantokushi.or.jp/ )
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携帯ショップでの販売指導。写真クリックで本文表示。 |