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ネット版 改善改革探訪記 bP73
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葉っぱビジネスから始まった過疎と高齢化への対応

 いろどり探訪記

上勝町は徳島県にある過疎と高齢の町。農産物は十分な売り上げを上げておらず、人々は国や県の保護行政に頼り切っていた。20歳で農協職員となった横石知二さん(現鰍「ろどり代表)は自分がこの町を変えなければと、農家を指導しようとしたが、人々は耳を貸さなかった。
1981年、ミカン畑が寒波で全滅し、人々はそれに代わる収入源を必死になって探さねばならなくなった。日本料理のつまものとして使われる葉っぱの栽培のビジネスが始まり、それを軌道に乗せたことが、町が変るきっかけになった。
横石さんはみんなが力を合わせるとともに競い合う仕組みを作った。おばあちゃんたちはパソコン画面で農協からの葉っぱの注文を見ながら、「これは私が引き受ける」という情報をいちはやく発信する。ゲームのように夢中になった。葉っぱ以外の農産物の開拓にも力が入った。
過疎と高齢化に悩んでいたこの町の元気が繰り返し報道され、その秘密を知りたいと、全国から視察者がくるようになった。若い人たちもインターンシップの研修生としてこの町を訪れ、一部は町に残って結婚し、昨年はそのカップルたちから2桁の赤ちゃんがうまれ、ちょっとしたベビーブームが起こっているという。


(日本監督士協会編「リーダーシップ」2015年11月号で詳報)  
●本文: irodori.pdf
●いろどりのURL: http://www.irodori.co.jp/
●「リーダーシップ」発行元・日本監督士協会のURL: http://www.kantokushi.or.jp/

葉っぱを添えた日本料理