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「牛たん・とろろ・麦めし」で100年企業をめざす
 ねぎしフードサービス探訪記

ねぎしフードサービスは東京新宿から30分圏内に28店を展開する「牛たん・とろろ・麦めし」の専門店。根岸榮治社長はかつて茨城・福島・宮城の3県に喫茶店、焼鳥屋、郊外型レストランなど業態の異なる15〜20店舗を展開していた人である。大いに繁盛したが、遠隔地に分散していたために管理が徹底せず、それが従業員の不正を誘発。遠隔地の多業態多店舗展開の無謀さを痛感して全店を処分し、改めて新宿歌舞伎町に牛たんの店1号店をオープンした。30年前のことである。

飲食業界は流行り廃りが激しい。一時的に利益を上げてもつぶれてしまえば意味がない。100年続く企業を作りたいとして、従業員を主役に据え、それまでの流行を追う経営からPDCAを着実に回して環境変化に対応する経営を目指し、牛たんに特化した単一業態で、新宿を中心に30分圏内に展開するというやり方に替えた。

従業員にはPDCAのPの段階から参加させる。各店長は30分圏内のサポートオフィスに頻繁に集まり、サポート・オフィス・スタッフとともに、彼らが経営計画や社内ルールを決めていく。社長やマネジャーはアドバイザー役に徹する。

その他「改革改善全体会議」の開催、「お客さまにおいしさを、お客さまにまごころを…」の経営理念の唱和、「私と経営理念」という文集の発行、卓上アンケートのお客様の声に基づく「親切賞」の表彰など、ユニークな「人財共育」により同社は100年企業に向けた着実な歩みを続けている。


(2005年農水省「総合食料局長賞」、2009年第10回新宿活き活き経営賞「優秀賞」、2009年日本経営品質賞「経営革新奨励賞」、2010年日本経営品質賞「経営革新推進賞」、2011年日本経営品質賞受賞)


(「リーダーシップ」2011年11月号で詳報) →negishi.pdf へのリンク
牛たん・とろろ・麦めし