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ネット版 改善改革探訪記 60 BACK NEXT
歯科医療業界に流通革命を起こす
 成田デンタル探訪記

入れ歯、鋳造冠、ブリッジなどを作る歯科技工士の多くは個人事業主で、自分で歯科医院を回って営業活動をしている。叶ャ田デンタルはその間に入って営業活動を引き受けている。営業マンが入ることで、多くの歯科医院を回ることができ、歯科技工士は得意分野に特化したものづくりができ、能率が向上し、品質が安定し、歯科医は高品質の歯科技工物を最短時間で手に入れられるようになる。

石川典男社長は歯科医療機械の営業マンの出身で、先輩営業マンと一緒にこの会社を起こした。当初は先輩が社長だったが、事業がうまく回らず、高利貸から多額の借金をして姿をくらませた。石川さんは社長職を引き受け、借金を返済して会社を軌道に乗せた。

先代社長がなぜ自滅したのかを考え続け、「自分よりも相手のために」という気持ちが不足していたと気がついたという。会社の第一の存在理由は従業員の生活をよくすること。従業員の生活を安定させずに社会貢献を言っても始まらない。従業員の生活をよくするためにお客様によくなってもらおうと考えた。

そのために歯科技工物を届けるだけでなく、歯の衛生週間のポスターを提供したり、保険の入れ歯と保険外の入れ歯の違いをわかりやすく説明したポスターを作ったりして、歯科医院の経営を支援し、それが喜ばれ、全国900人の歯科技工士を3000軒の歯科医院と結び付けるまでになった。歯科技工業界の市場規模は3000億円弱。それを1兆円市場に変えることも夢ではないと石川さんは考えている。


(「ポジティブ」2008年03月号で詳報)→naritadental.pdf へのリンク

歯の衛生週間ポスター