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ネット版 改善改革探訪記 48 BACK NEXT 
自分たちで何でも作り出す習慣が技術開発の土壌に
サワーコーポレーション探訪記

サワーコーポレーション(大阪府枚方市)は半導体部品の洗浄にオゾン層破壊物質を使わず超音波で洗浄する技術を開発した会社で、若い社員が次々新しい高性能洗浄機を開発している。現在この分野で国内シェア90%をもち、世界の22カ国2000社が同社製洗浄機を活用しているが、16年前の創業当初の仕事場はトマト栽培用のビニールハウスだったという。

澤入精社長の家族を含む数人の社員が、床にコンクリートを打ち、壁を作り、机や作業台をみんなで手づくりすることから始めた。そのために毎月第3土曜日を「建設の日」としてきた。何でも自分たちで作り出す習慣が技術開発の土壌になったという。

新社屋が建った今も「建設の日」は続いている。敷地の半分を占める斜面の草刈が主な仕事だったが、「ヤギを飼って草を食べさせては…」と誰かが言い出し、ヤギ小屋を建て、2頭のヤギを飼育することになった。おかげで草刈作業がなくなり、ヤギからは乳が採れ、窓から見える2頭が草を食むのどかな光景が仕事に疲れたときの癒しになっている。

「建設の日」には新入社員が棟梁を務める。棟梁の許可がなければ上司も澤入社長も休憩もとれない。「建設の日」は若い人に人を使う訓練をさせる場でもある。


(「ポジティブ」2007年10月号で詳報)→sawacorporation.pdf へのリンク