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ネット版 改善改革探訪記 33 BACKNEXT
5SとTPSでオンリーワンエンジニアをつくる
 斎藤マシン工業探訪記

半導体、液晶、光ディスクなどは真空装置の中で薄膜を蒸着することで作られる。電子顕微鏡は真空の筒の中で光の代わりに電子を飛ばして像を拡大させる。真空装置は現代の最先端技術にとってなくてはならない奥深い領域である。

和文タイプライターの部品加工を行っていた斎藤マシン工業(山形県天童市)は、ワープロの登場によって失った仕事に代えて真空装置の部品加工で生きていこうと決めた。だが、1社の下請けでは相手の言うなりに作るしかない。パートナーとして提案していける技術力を持ちたいと半導体、液晶、電子顕微鏡…と仕事の幅を広げた。毎回作るものが違うからそのたびに最適の方法と段取りを考えながら仕事を進める。図面の裏にも目を配りお客様が求めているものを読み取る力が必要になる。一人ひとりがオンリーワンエンジニアの自信とプライドを持たなければ果たせないことである。

阿部光成社長がそのための自信を深めたのは異業種交流グループの中で5Sモデル企業となってからだという。床の油を削り取り、ペンキ塗りし、ぴかぴかに磨き上げ、全員で5Sパトロールを行い、問題点を改善する。そんな活動をメンバー企業の注視の中で進めた。それが社員の自信につながり、職場が活性化し、やる気が湧き起こってきたという。その勢いに乗って同社はいまTPS(トヨタ生産方式)活動への取り組みを始めている。


(「ポジティブ」2007年03月号で詳報)→saitomachine.pdf へのリンク
壁際には物を置かない