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ネット版 改善改革探訪記 21 BACKNEXT
お客様と並んで一緒に考える
 大成プラス探訪記

大成プラス(東京都中央区)は軟質樹脂と硬質樹脂の一体成型のパイオニアで、近年プラスチックとアルミの一体成型に成功した。

表面を特殊処理したアルミ板を成型機に入れプラスチックを射出するとアルミ表面のナノレベルの微細な穴にプラスチックが入り込み、ハンマーで叩いてもびくともしない強さで結合する。結合力も成型時間も強度も飛躍的に高まることから、電子機器の軽量化とコストダウンの大きな可能性を開いたと言われる。

成富正徳社長は脱サラしてプラスチック加工業を立ち上げ、他の加工業者が断った仕事ばかりを引き受けてきた。心がけたのはお客様の横に並んで一緒に考えること。向かい合った対立の目線ではお客様が持ってこられた図面の中で考えるしかない。横に並べば同じ立場に立ち、お客様が困っていること、求めていることを一緒になって感じ、共有することができる。お客様と同志になれば、視点を変えて広い選択肢の中から解決方法を見つけ出せるという。もうひとつ心がけたのは、持ち込まれた図面より必ずもう一歩踏み込んだことである。

お客様が提示した金額で必ずお客様の期待以上の品質のものを作る。もちろんお客様は大歓迎だが、それによって自社のオリジナリティを作り上げた。世紀の大発明の背後にはそれなりの理由がある。


(「ポジティブ」2006年11月号で詳報)→taiseiplas.pdf へのリンク