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【140201】 被災地を救援する  

1995年1月17日、神戸が震災に襲われた翌日、七福醸造(愛知県安城市)の犬塚敦統社長は「社員と一緒に片づけを手伝いに行きたい」と神戸市役所に電話を入れた。「余震で二次災害が起きても責任が持てないから…」と断られたが、「ウチは食品会社だから炊き出しを手伝いたい」と再度申し入れ、「それなら来てください」ということになった。

500人分の食材と必要な道具を揃えて4人が車で出発。現地で味噌汁、うどん、豚汁を作って避難所に配った。夜は寝袋で睡眠をとりながら社員たちは毎日調理に当たり2泊3日の滞在の後次の社員と交代。常時10人くらいの社員が現地で滞在した。

■救援活動は結局38日間に及んだ。当初の1500食の炊き出しはその後13600食、8000食と増え、このための経費は1200万円に達した。幹部が「社長、もう終わりにしましょう。このままでは会社が持ちません」と進言したが、犬塚さんは「まだまだ困っている人がいる。ここで手を引くわけにはいかない」と言い続けた。

■社員の2割を常時救援活動に割いたことで、生産は低下し、それを回復するのにかなりの時間を要したが、売上は逆にいつもより8%増えた。救援活動のことはお客様には知らせていなかったから、それがPR効果を発揮したというのではない。これは天がやれと命じたことだと犬塚さんは考えている。

■「お金よりも大切なものがある」という犬塚さんの本音と建前が同じであることを、この活動を通じて社員は理解した。「人というのは誇りで動くものです。誇りがあるからウチの社員は一生懸命働くし、人を幸せにすることに命をかける。これが広がればこの国はもっとよくなる」と犬塚さんは語っている。

取材先 七福醸造(tanbouki 034
取材 2007/03/12
掲載 ポジティブ2007/0
本文 shichifuku.pdf へのリンク

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