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ネット版 改善改革探訪記 №220 BACK  

総合商社への道を開いた近江商人の事績を訪ねて

 伊藤忠兵衛記念館探訪記


商取引を永続させるには、売り手と買い手の間に信頼関係を築き、双方が利益を得られるような関係をつくらねばならない。そのようにして良質の商品を適正価格で、長く安定的に流通させることができれば、やがてその地域の発展にもつながる。近江商人たちはこんな考え方を持っており、後世の研究者はそれを「売り手よし、買い手よし、世間よし」すなわち「三方よし」と表現した。

現在の総合商社、伊藤忠商事と丸紅の創業者、伊藤忠兵衛(1842-1903)は、そのことを「利真於勤(利ハ勤ムルニ於イテ真ナリ)」、すなわち、「真の利益は、お客様のために働き、世の中に貢献するという商人の務めを果たした結果として、手にするものでなければならない」と言っている。

忠兵衛は「在所に惚れよ、仕事に惚れよ、女房に惚れよ」という言葉も残している。勤勉家であり、愛妻家であり、地域・社会・国家にまで思いを馳せた人だった。滋賀県豊郷町の伊藤忠兵衛記念館を訪ね、伊藤忠兵衛の生い立ちから後の総合商社の礎を作るまでの歩みを、同館常務理事の桂田繁氏から取材した。

●本文 → itohchubeh.pdf
●伊藤忠兵衛記念館のURL →  http://toyosatosaibikai.or.jp/
●掲載先 → 
リーダーシップ 2019年10月号
発行元・日本監督士協会のURL http://www.kantokushi.or.jp )


伊藤忠兵衛屋敷の店の間、中の間、仏間。写真クリックで本文表示


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