豆腐づくりに革命を起こした食品加工機械メーカー

■豆乳を作るとき、大豆を15〜20時間水に浸す。そのために通常は前日から仕込みが必要で、売上の予測が狂えばロスが生まれた。さらに水に浸すために、大量の水を使い、その水に豆の栄養分が溶け出すから、排水処理が必要だった。

■福岡県飯塚市の食品加工機械メーカー、ワイエスピーが開発した「無浸漬豆乳プラント」は、この水に浸す工程を無くして、豆乳製造時間を15〜20時間からわずか20分に大幅短縮。さらに豆乳の品質を安定向上させた。

■多額の借入金の返済に苦しんでいたワイエスピーは業界の長年の夢を自分たちの手で叶えることで、そこから脱出しようとし、、何年にもわたる構想と実験の繰り返しの末に、ようやくそれを実現した。

■夢の発明は当初はなかなか信じてもらえなかったが、第５回ものづくり日本大賞に応募。他社を抑えて、内閣総理大臣賞に輝いてから、ようやく世間の知られるようになり、今や全国の豆腐メーカーから次々と引き合いが入るようになったという。

●本文　→　　ysp.pdf
●ワイエスピーのＵＲＬ　→　http://www.ysp-soybean.com/index.html
●掲載先　→　リーダーシップ　2015年９月号
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ　　http://www.kantokushi.or.jp/ 　）