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ネット版 改善改革探訪記 bP68
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全工場を結束させた新たな省エネ課題への挑戦

 レンゴ―八潮工場探訪記

レンゴー八潮工場(埼玉県八潮市)は段ボール用の板紙を製造している。板紙は、古紙を水に浸けて溶かし、ゴミを取り除き、すりつぶし、メッシュに吹き付け、水分をしぼり、乾燥させてつくられるが、その過程で、紙を送るローラーの駆動に大量の電気が使われ、乾燥させるために大量の蒸気が使われる。
同工場では省エネ対策に力を入れ、2002年のCO2排出量は1990年比で50%。これ以上削減の余地はないという所まですすんでいた。しかし、新たに制定された埼玉県の条例はさらに15%の引き下げを義務づけた。罰則はなかったが、企業の社会的責任としてそれを乗り越えるしかない。工場幹部は、3つの方面から一段の省エネをすすめて目標達成を目指すことを決めた。
ひとつは最新鋭のプレス機の導入。紙の水分を絞る力を高め、紙を乾かす蒸気の使用量を大幅に削減した。2つ目にエネルギー消費量の少ない板紙を開発した。3つ目に、全従業員から改めて省エネアイデアの提案を求め、若手リーダーの小集団が、それらを検討し、さらにアイデアを付け加え、実施に移した。
4年にわたる活動によって目標をクリア。これら一連の活動が評価され、省エネ大賞経済産業大臣賞が贈られている。

日本監督士協会編「リーダーシップ」2015年6月号で詳報)  →  rengo.pdf へのリンク

抄紙工程の最終段階で巻き取られたロール状の板紙