幸福実感日本一をめざす改善改革活動

■2012年、三重県は「幸福実感日本一」をめざすと宣言した。その実現のために県庁は行財政改革に取り組み、その一環としてパーソナル、プロセス、ポリシーのイノヴェーションをめざす「３PI運動」を展開。新しい改善改革を進めた。

■そのひとつに知的障害児の学校、稲葉特別支援学校の教職員の活動がある。同校では知的障がい児の図工美術の指導について東京の女子美術大学の教員にアドバイスをもとめたことをきっかけに稲葉特別支援学校と女子美術大学のコラボレーションに発展した。

■津駅前で女子美術大学の所蔵作品と稲葉特別支援学校の生徒の作品を一緒に並べた「アール・ブリュット（生の芸術）展」を開催。同時に中心市街地ではトークセッション（座談会）、ワークショップ（版画体験）、手作りのお菓子販売などが行われた。

■これには、女子美大のほか地元の大学、高校、行政、観光協会なども協力し、新聞・テレビでも報道され、1000人以上が参加。地域の人々に知的障がい児とその作品への理解と関心を高め、市街地の活性化にも貢献した。


●本文　→　mie.p.o.pdf

●三重県庁のURL　→　https://www.pref.mie.lg.jp

●掲載先　→　リーダーシップ　2014年７月号
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ：http://www.kantokushi.or.jp/）