■美味しい料理、気持ちの良い接客、居心地のよい空間によってお客様が滞在される2時間に最高のものにする…。90店を数える焼き肉としゃぶしゃぶの店で、アルバイトを中心とした4700人によってそれを可能にするために、ワン・ダイニング(大阪市西区)ではマニュアルの徹底と並行して、アルバイトたちに積極的に店舗運営に参画させている。
■会社から提示されるビジョンや方針をどう実現するかを話し合う店舗ミーティングは、アルバイトたちを中心にすすめられる。アルバイトたちの80%以上の出席があること、店長の発言は10%以下に抑えることというルールがある。
■「気づきメモ」という提案制度もある。「こうしてお客様に喜ばれた」「これができなかった。反省しています」「こうしたら快適に仕事ができる」などの「気づきメモ」の提案が毎月1万件集まる。その中で重要な指摘や効果の大きい提案は表彰され、その内容が全社に配信される。
■カリスマ創業者の後を引き継いだ新社長は、先代とはまったく違うアプローチで、組織力の強化に取り組んでいる。
●本文 → onedining.pdf
●ワンダイニングのURL → http://www.1dining.co.jp
●掲載先 → リーダーシップ 2014年6月号
(発行元・日本監督士協会のURL:http://www.kantokushi.or.jp/)
■この記事へのコメント:
顧客本位、独自能力、社員重視、社会調和の観点から様々な工夫がされていますね。その中で「2時間の幸せ」をいかに顧客に満足いただけるか。そのために何をなすべきかが事細かに開示されています。社員教育もここまで徹底すると業績が伸びるのもわかります。(創知研究所・中野勝征)
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