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野菜苗の計画生産で農業革命をめざす
 ベルグアース探訪記

キュウリは連作すると病害虫に犯されやすい。だが、連作や病害虫に強いカボチャを台木(だいき)とし、キュウリを穂木(ほぎ)として接ぎ木した苗を植えることで、間違いなく立派なキュウリをつくることができる。同様にスイカではカンピョウを台木にしスイカを穂木として接ぎ木する。

ベルグアース(愛媛県宇和島市)は、そんな接ぎ木技術を開発しその量産体制を確立してきた。同時に根を生分解性の不織布でくるんだり、根を切り落としても土に植えると根が生えてくるようにするなどの技術を駆使して、物流コストを抑え、全国の農家に高品質の野菜苗を安価で供給している。

高齢化が進んだ農家は、自分の代はなんとか続けても後はどうなるか分からないという人が多い。だが、成り行き任せでは日本人の食を支えられない。

この苗を使ってもらえたら、少ない労力で確実に収穫を上げることができ、農業を若い人にとっても魅力的な産業に生まれ変わらせることができる。さらに農作物の流通にも進出して産地直売を促進し、日本の農業の立ち直りのきっかけをつくり、農業革命を起こしたいと山口一彦社長は訴え続けている。その夢に共感して若い優秀な人材が集まっており、社外でも各地で支援の手を差し伸べるパートナーが増えているという。



(「リーダーシップ」2011年8月号で詳報) →bergearth.pdf へのリンク
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