絵で見る創意くふう事典  》 改善改革探訪記  》  082 
 
 TOP 編集のねらい 5S 安全 品質 作業 治工具 設備 省力 環境 コスト 事務 IT化 組織 顧客 地域 探訪記 解説 総目次 索引
 
ネット版 改善改革探訪記 82 BACK NEXT
ワーキンググループの提案でワークライフバランス確立
 日立ソフトエンジニアリング探訪記

社員を元気にする基本的な条件はワークライフバランスの実現にあるとして、日立ソフトエンジニアリング(東京都品川区)では女性・若手・シニアの3つのワーキンググループが仕事と育児の両立、残業縮減・健康管理とコミュニケーションについて要望をまとめて提案した。

仕事と育児の両立の分野では、育児休職期間は小学1年生が終わるまでの間に通算3年間が利用でき、小学校を卒業するまでは4時間・5時間・6時間・7時間の短時間勤務が選択できるようになった。当初は育児休職中の賃金保証やかなりの出産祝金が必要になるのではと考えられていたが、「会社から頼まれて子育てするのじゃありません。そんなのもらっては肩身が狭いし、職場復帰しづらくなります」との意見に全員が同調。支援は結局残業して延長保育を頼んだ時に月1万5000円を限度に延長保育料の半額を会社が補助するだけになった。

2003〜2004年、同社は大幅な赤字に陥った。システム開発に想定以上に時間がかかって赤字プロジェクトが増え、長時間残業で健康不安や将来不安を感じたSEが次々退職した。V字回復を目指して全社改革運動が企画され、事業構造改革やマネジメント力・技術力・営業力の向上を目指すとともに社員を元気にするために「活気ある職場づくり運動」が展開された。その中での提案である。

この運動を通じて互いのワークライフバランスへの気配りが行きわたり、残業が減り、コミュニケーションが活発化し、女性総合職への応募者が3倍に増えたという。


(「ポジティブ」2009年03月号で詳報)→hitachisoft.pdf へのリンク
女性ワーキンググループのミーティング