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ネット版 改善改革探訪記 14 BACKNEXT
規制緩和に備える新聞販売店
 ASA栃木中央探訪記

新聞販売店は再販制度と特殊指定制度によって新聞社の決めた価格で新聞を販売することが義務づけられている。テリトリーも決まっており、一見規制に守られた競争のない社会に見える。だが、新聞社間の競争は熾烈だ。新規購読者に高額の景品を贈ったり何カ月分もの購読料を無料にするなど激しいサービス合戦が展開される。

商品の中身と関係のない部分で行われる競争は新聞販売店の品位を低下させ、インテリが作ったものをヤクザが売っているとさえ言われるほどだ。

ASA栃木中央(栃木県宇都宮市)の店主、松尾光雄さんはこの規制がなくなる日が遠くないと見ている。その日が来ても自由競争に耐えられる体力を身につけようと経営品質向上の勉強を始めた。

定刻に間違いなく新聞を届けて新聞社と読者の架け橋となることこそ自分たちの使命だとし、配達・集金・営業のあるべき姿を探ってマニュアルを整備。地域の全世帯に毎月独自の情報誌を配ったり、清掃奉仕や古紙回収活動などを通じて地域から信頼される会社作りに力を注いでいる。

松尾さんが独自に始めた取り組みを朝日新聞社が注目。販売店の経営品質向上の研究をスタートさせ、ASA栃木中央の活動を他の販売店に紹介し始めているという。


(「ポジティブ」2006年09月号で詳報)→asatochigi.pdf へのリンク