絵で見る創意くふう事典  》 第12章 組織  》 A目標を設定する
 
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組織‐1202 A目標を設定する BACKNEXT

決まりきった仕事を日々漫然とこなすだけでは、その人の能力の一部を使っているにすぎません。どんな人も慣れてくればもっと大きな目標にチャレンジすることが可能になります。逆に新しい可能性に挑戦し続けないと、人は緊張感を失って、ミスを犯しやすくなります。

 このページの掲載事例→        ●120201 組織目標を設定する  
 ●120202 個人目標を設定する  
 ●120203 上位方針を個人目標に展開する
 ●120204 挑戦目標を胸札に表示する  
 ●120205 目標を決めて多能工化をすすめる  
 ●120206 社員のスキル管理表  
 ●120207 夢を持たせる 
 
【120201】 組織目標を設定する  

個人の能力を最大限に引き出すには、うんと背伸びしてようやく届く程度の目標を設定することが必要である。適度の困難さを伴った目標は、個人のやる気を高め、創意くふうと改善を引き出す。そこで、ほとんどの組織は、組織として目指すべき目標を設定し、その構成員に達成への協力を求めている。
  
 
 
【120202】 個人目標を設定する   

組織目標を達成するために役割分担を決め、それに応じて部門目標、個人目標を決める。
右は「品質不良ゼロ」をめざしているある工場の事例。組織目標への全員の積極的な参画を求めるために、1人ひとりに個人目標を設定させ、それを写真入りで職場の中に掲示している。

参考記事:tsubakimoto.pdf 
   
 
 【120203】 上位方針を個人目標に展開する  

ある食品メーカーの事例。会社方針を個人目標に展開するために、部署ごとに「まるごとコミュニケーション」というファミリー研修を開いている。その席で上位方針と目標を説明し、それを達成するために自分たちが何をすべきかを、みんなで話し合って決める。
いつもとは違うリラックスした場所を選び、部署長は聞き役に回って部下たちに司会進行を任せ、全員に本音で発言させる。
それによってみんなの現状認識を一致させ、解決すべき課題を明らかにし、その後に各人の目標を立てさせる。
   
 
 【120204】 挑戦目標を胸札に表示する  
 
小集団活動リーダーは全員自分たちの活動テーマを胸札に表示することにした。これにより、リーダーの自覚が高まり、周りからテーマに関連した意見や提案が集まってくるようになった
  
   
 
 【120205】 目標を決めて多能工化をすすめる  

機械加工、研磨ロボットの操作、研磨作業が一人でできる多能工化事を育成するために、オペレーター1人ひとりについて多能工化の目標を決め、実績がどこまで進んでいるかを図のようなグラフにして競い合っている。
 
 
【120206】 社員のスキル管理表  

改善技法や改善用語をどれだけ知っているか…など、社員の改善スキルのレベルを計画し、目標値を決め、ギャップの大きな項目から順にトレーニングを行う。
 
 
 【120207】 夢を持たせる  

ビルの清掃とメンテナンスの会社事例。
この会社には「ベーシック」という行動基準があり、その中にに「夢を持とう」という一項がある。
この会社で働くことは1人1人の夢を実現する手段だと考えてほしい、丁寧な仕事で周囲の人々に感動を与え続けて、それぞれ自分の夢を実現させようではないか、と訴えている。
あなたの夢は何ですかと聞くと、ある社員は独立して会社を作ることだといい、スキューバダイビングのライセンスをとることだという社員もいる。よさこい祭り連続出場で若さを保つ、マイホームを建てる、自衛官になりたい、介護福祉士になりたい、田舎に住みたい、家族の笑顔、健康…、いろんな夢がある。
「ベーシック」には夢のほかに、笑顔・挨拶・報連相・自己責任…が謳われているが、それらをしっかり定着させ、深めるために、毎日の朝礼でリーダーはたとえば「夢」や「笑顔」や「挨拶」について各人が考えていること、反省点などを1人1人に発言させる。1人1人の夢と日々の仕事を語らせことで、それらをともに大切にし、尊重する風土を作り出している。

参考記事:shikokukanzai.pdf P3

   
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