改善の事典  》 第3章  品質  》 間違いを発見しやすくする
 
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i品質-0308 間違いを発見しやすくする  
間違いやすいところに視線を集中させるしかけや道具を工夫することで、間違いが発見しやすくなります。ここではそうした工夫を紹介します。
このページの掲載事例→                         ●030801 記入漏れチェックプレートをつくる   
 ●030802 プライスリスト読み取り定規をつくる
 ●030803 透明フィルムで基板をチェックする
 ●030804 レベルを重ね合わせて照合する
 ●030805 相違点だけ確認する
 ●030806 逆文字を正文字に直して確認する
 
【030801】記入漏れチェックプレートをつくる

納品書の記入漏れを発見するために記入必要箇所が一目で分かる図のようなプレートを作った。
 
 
【030802】プライスリスト読み取り定規をつくる  
[改善前]
プライスリストをそのまま目で追って読んでいた。

  

[改善後]
読み取り定規を作り、それを当てて窓の開いたところだけ読むことにした。

取材先 和泉電気
 
 
 【030803】透明フィルムで基板をチェックする  
[改善前]
基板に部品を実装後1枚1枚図面と照合しながらチェックしていた。
 
[改善後]
原寸大の図面を透明フィルムにコピーし、基板に重ね合わせチェックすることにした。



取材先 和泉電気 
 
 
【030804】ラベルを重ね合わせて照合する  
[改善前]
製品に貼る品質ラベルが納入されたとき一字一句図面と照合していた。
 
[改善後]
初回合格品を透明フィルムに転写して、受け入れた現品と重ね合わせて照合するようにした。



取材先 三洋電機
取材 1984
 
【030805】相違点だけ確認する  

[改善前]
自動車部品は種類が多く、納入された部品が注文通りであることを確認するのにすべてを図面と照合していると時間がかかった。
 

 
 [改善後]
類似部品との相違点だけを書き出し、それによって確認検査をするようにした。




取材先 ダイハツ工業伊丹部品センター
取材 1989
掲載先 ThinkUp1989/12 
 
 
【030806】逆文字を正文字に直して確認する  
[改善前]
タイヤの金型の文字部分(替駒)を交換するとき逆文字のため確認しにくかった。
 
[改善後]
替駒にカーボン紙を当てて印刷し正文字にして確認するようにした。



取材先 オーツタイヤ泉大津工場
取材 1989/04/10
掲載先 ThinkUp 1989/06 

 
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