絵で見る創意くふう事典  》 第3章  品質  》 F正しく測れる測定具を工夫する
 
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i品質-0307 F正しく測れる測定具を工夫する  
製品の仕上がりが所定の数値の範囲内に収まっているかどうかを確認するには、正しく測れる測定具が必要です。ここでは簡便に正しく測れる測定具を工夫した事例を紹介します。
このページの掲載事例→                         ●030701 モンキースパナに目盛りをつける   
 ●030702 屋根の勾配を正確に測る
 ●030703 溶接部の肉の盛り上がりを測る
 ●030704 鉄骨の溶接角度を測る
 ●030705 同心度を測定する
 ●030706 丸棒の径をワンタッチでw測る
 ●030707 曲面の長さを測る
 ●030708 目盛りを拡大する
 ●030709 ストロボ縞模様をTVカメラで拡大する
 ●030710 バネ秤に紙管を巻く
 ●030711 アールの中心を一発で求める
 
【030701】モンキースパナに目盛りをつける
[改善前]
ボルトやナットを締め付けるときメジャーを当ててサイズを確かめてモンキースパナをセットしていた。

  [改善後]
モンキースパナにボルト・ナットのサイズの目盛りをつけた。
     
 
【030702】屋根の勾配を正確に測る  
[改善前]
配電盤の屋根の勾配を測るとき普通の分度器は当てる部分が小さすぎ、とくに30度以下になると正確に計れなかった。

 
  [改善後]
分度器の裏に鉄板を貼り、これを勾配の底辺に沿わせることにより分度器の位置が安定し、計測の精度が高まった。
 
     
 
 【030703】溶接部の肉の盛り上がりを測る  

溶接部の肉の盛り上がりを測るために図のような簡易ゲージを作った。
 
 
【030704】鉄骨の溶接角度を測る  
[改善前]
3点の寸法を測って角度を割り出し、図面と照合していた。
  [改善後]
図のような角度定規を図面に当てて角度を調節し検査物に当てるようにした。
     
【030705】同心度を測定する  

[改善前]
A円とB円の同心度を調べるのにクレーンでモデルシリンダーを吊り、隙間を計測していた。

 

[改善後]
鉄パイプとダイヤルゲージを組み合わせた測定器を作った。これによりクレーン作業が不要になった。

     
 
【030706】丸棒の径をワンタッチで測る  

[改善前]
マイクロメーターで丸棒の径を測定するとき、いちいちラチェットを回さねばならなかった。


[改善後]
丸棒をはさむだけでワンタッチで径を測定できる図のような専用ダイヤルゲージを作成した。

 
 
 【030707】曲面の長さを測る  
[改善前]
帯鋼ロールのキズの大きさを測るとき巻き尺を両手で当てて測っていた。
[改善後]
図のような屈曲自在の治具に巻き尺を取り付け曲面に押し当てるだけで正しく測れるようにした。
     
 
 【030708】目盛りを拡大する  
[改善前]
ロール調整目盛りの位置が低く小さくて見にくかった。

[改善後]
テコの原理を応用して目盛りを拡大した。
     
 
 【030709】ストロボの縞模様をTVカメラで拡大する  

[改善前]
レコードプレイヤーの回転スピードを調整するときストロボの縞模様をじっと見ていると目が疲れる。

    [改善後]
ストロボの縞模様をTVカメラで拡大し画面に映った縞模様を見て調整するようにした。
     
 
 【030710バネ秤に紙管を巻く  

バネ秤は、目盛りを読みとる間ずっと手で提げていなければならない。そこで、図のような紙管を巻き、測るものをはずしても紙管の位置で目盛りを読みとることができるようにした。



 
 
【030711】アールの中心を一発で求める  
[改善前]
板金にアール付きの長方形の穴を開けるとき、例えば30R(直径30mmのアール)が必要な場合には次の手順で行っていた。
@点Aを中心にしてコンパスで半径15mmの弧を描き点B、点Cを求める。
A点B、点cを中心にコンパスでそれぞれ半径15mmの弧を描き、交点をRとする。
B点Rを中心として丸金型によって半径15mmの穴を開ける。

  [改善後]
図のようなゲージを作り、一発でアールの中心を求められるようにした。たとえば30Rが必要な場合には、
@コーナーにゲージを当て、30Rの穴をポンチで打つ。
Aポンチ箇所を中心として丸金型によって半径15mmの穴を開ける。

     
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