絵で見る創意くふう事典  》 第15章 地域  》 @人々の交流の場をつくる
 
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地域-1501 @人々の交流の場をつくる BACKNEXT


 このページの掲載事例→             ●150101 クチコミの達人  
 ●150102 高齢者のサロンをつくる
 ●150103 幼稚園児と一緒に遊ぶ  
 ●150104 元暴走族少年と交流する 
 ●150105 少女たちの自分探しを応援する  
 ●150106 手話教室で女子学生と交流する
 ●150107 大学生をシルバー運営に参画させる
 
【150101】クチコミの達人  


■多治見市シルバー人材センターの会員、Kさんは、仲間をシルバーに引き入れる達人である。Kさんが声をかけるのは次のようなひとたちである。

・家にこもった孤独な生活から抜け出て、仲間と一緒に働くことに喜びを見つけられる人
・それまでに蓄積した知識経験を生かして世の中に最後のご奉公をしようという気持ちになれる人
・健康で働き続けられる人

■入会した人たちはそれぞれの分野で頑張っている。その人たちにKさんはこんな風に言っている。「精一杯頑張ってください。シルバーの人たちは立派な人たちばかりだと言われるようになれば、それが後輩たちの道を開くことになります」と。

取材先 多治見市シルバー人材センター
取材 1999/04/09
掲載 
月刊シルバー人材センター199907

 
【150102】高齢者のサロンをつくる  


■下呂市シルバー人材センター会員のOさんは公民館で「うきうきサロン」  という高齢者の集まりを主催し健康体操を指導している。

■自分が世話をするつもりでいた実家の両親も嫁ぎ先の両親も他界し、出来なかったお世話を地域の高齢者にさせてもらおうとホームヘルパーの資格を取った。

■その資格取得の勉強会で、高齢者は1日に3人以上、家族以外の人と話さなければならないと聞いたことがきっかけで、仲間と一緒に「うきうきサロン」 という託老所を始めた。

■一緒に健康体操をして、お年寄が喜んでくれるのを見るのがOさんの健康法であり、いきがいであるという。

取材先 下呂市シルバー人材センター
取材 2008/05/27
掲載 
月刊シルバー人材センター200809  
 

 ←うきうきサロンの健康体操
 
【150103】幼稚園児と一緒に遊ぶ  

■八幡市シルバー人材センター(京都府)は隣接する八幡幼稚園と交流している。シルバー会員が園児たちに竹とんぼやお手玉など、昔遊びを教えたのがはじまりで、やがてコーラスグループを作って一緒に歌を歌ったり、お餅つき、クリスマス、誕生会などを一緒に祝ったりするようになった。

■園児シルバー会員のほか、お母さんたちや民生児童委員も加わり、市民祭の舞台に上がって「狼とこやぎ」などの寸劇を演じている。

■「シルバーさんは、街で出会っても、おはよう、こんにちはと声をかけてくださり、ゆったりおおらかに子供たちに接してくださる。それがありがたい」と幼稚園長はいわれる。

取材先 八幡市シルバー人材センター
取材 2006/10/26
掲載 
月刊シルバー人材センター200701

 ←幼稚園で「狼とこやぎ」を演じる
 
【150104】元暴走族少年と交流する  

■健康体操を通じてみんなに元気にする活動のインストラクター研修を受けた元暴走族少年が、府中町シルバー人材センター(広島安芸郡府中町)の運営するシルバーサロンの健康体操の指導にやってきた。

■明るい表情だったが、腕に女の子との約束で彫った刺青があった。「あんた、こんなもん彫って…。痛かったろう。こんな痛い目せんでもよかったのに…」健康体操を教わった高齢の婦人がそう話しかけた。彼は恥ずかしそうだったが、嬉しそうに婦人を見つめたという。

■「シルバーは、みんなが元気になる心の触れ合いを作りりだしています」シルバー事務局担当者の話だった。

取材先 府中町シルバー人材センター
取材 2009/07/22
掲載 月刊シルバー人材センター200910
  

 ←シルバーサロンの健康体操
 
 【150105】少女たちの自分探しを応援する  

■府中町シルバー人材センター(広島県安芸郡)は、託児事業「シルバーママサービス」を運営しており、10人程度の小さな子供たちをシルバー会員たちがお世話をしている。 

■これに1518歳の少女たちが参加している。いじめなど様々な理由で不登校になり心に傷を負った少女たちで、彼女らが通う高校が「シルバーママサービス」を「トライアルレッスン」の場として位置づけたためである。 

■「人と話すのは苦手でした。でも、子どもたちの中にはすっと入ることができ、そして大人の人ともだんだん話せるようになりました」と少女たちが言う。 

■シルバー会員たちは、クリスマス会や節分などのイベント企画や飾り付けを少女たちに任せている。それが自信となり、自分の道をみつけ、彼女らはこの春、3年生たちは将来の幼児教育を目指して短大や大学への進学を決めている。

取材先 府中町シルバー人材センター
取材 2011/03/15
掲載 月刊シルバー人材センター2011/06

 ←シルバーママサービスのクリスマス会
 
【150106】手話教室で女子学生と交流する  


■山口市シルバー人材センターの「にこにこサロン八坂の家」は、介護予防、認知症予防のための学び合い・ふれあいの場で、みんなで歌う会、絵手紙教室、手芸教室などと並んで手話教室があり、山口県立大学の手話サークルの女子学生が講師を勤めている。

■教室は毎月2回、手づくりのイラスト入り手話テキストを見ながら、「今日は○月○日です」「『にこにこサロン』というときはこんな風にやります」など、参加者の質問に女子学生が答え、最後に手話歌で「きらきら星」と「花は咲く」を歌って終わる。

■女子学生にとってはボランティアの活動だが、「手話を通じて知らなかった人とコミュニケーションがとれ、人の輪が広がるのが楽しい」という。

取材先 山口市シルバー人材センター
取材 2013/11/06
掲載 月刊シルバー人材センター2014/01
  

 ←にこにこサロンの手話教室
 
 【150107】大学生にシルバー運営に参画させる  

■大阪商大では、社会的問題解決能力を備えた人材の育成のために、社会の現場に出て実際の問題に触れ、解決方法を提案するフィールドワークゼミナールを展開している。その一環として経済学部の豊山宗洋教授は東大阪市シルバー人材センターに提携を申し入れ、同センターはそれを受け入れて、ゼミ生たちにシルバーの運営に参画・提言させている。具体的には…


@月2回開催される入会説明会に学生たちが参加。入会希望者の受け付け、資料配布などを手伝っている。

A入会説明会参加者に、説明会をどこで知ったか、どんな目的で参加したか、内容に関してわかりにくかったことなどをアンケート調査。その結果をセンター内の報告会で発表。また、会員の就業の様子をビデオに撮り入会説明会で上映している。


Bセンター会報の編集委員会に参加。会報編集やセンターホームページについてさまざまな提案を行っている。


C他センターの女性会員増強策を訪問取材しセンターに報告。センターの女性会員増強策検討に役立てている。


D市内の「ふれあい祭」で「会員募集・仕事募集」の看板をつけたサンドイッチマン姿でシルバーをPR。シルバーのウィンドブレーカーを着て会場内の清掃奉仕活動をしている。


E大阪商大の大学祭でシルバーのPRのために「おばあちゃんのとん汁の店」を出店。シルバーの女性会員とともに来場者にとん汁を振る舞っている。


取材先 東大阪市シルバー人材センター
取材 2015/02/16
掲載 月刊シルバー人材センター2015/05
  
 ←ゼミ生たちによる報告会
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