改善の事典 》 第7章 省力化 》 解説 「省力化」とは | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
TOP 編集のねらい 5S 安全 品質 作業 治工具 設備 省力 環境 コスト 事務 IT化 組織 お客様 社会 地域 探訪記 総目次 索引 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
i省力化-0700 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
解説 「省力化」とは | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
■機械は最初の1台目をつくるのに莫大な開発投資を必要とします。しかし、一旦開発に成功すると、その後の2台目、3台目の製作費は大幅に低下します。これに対して、人を雇い続けるには、どこまでも一定の賃金を払い続けなければなりません。そこで、同じものを大量に処理したり、大勢の利用者に同じサービスを行なう仕事を一旦機械に置き換えることに成功すると、その後は大幅に人件費を節約することができるようになります。こうして、人間社会は、労働者が担っていた仕事を次々機械に置き換えてきました。 ■機械化するには、人間の仕事の仕方を十分に観察し、ムリ・ムダ・ムラを省いて標準化し、できる限り負荷の少ない単純なものにしておいてから、機械に置き換えます。現場の創意くふう・改善活動は、見方によっては、やがて機械に置き換える前段階の調査工夫を個々の作業者に担わせているのだとも言えます。 ■人が改善を進めることで合理化が進み、その結果、人はその仕事を失います。しかし、その流れはあらゆる業種、あらゆる世界、あらゆる時代に共通で、それに逆らうことはできません。個々人はむしろ自分から積極的に改善工夫を推進することで、改善の推進者として自分自身の未来を切り開いていくしかないのです。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||
▲このページトップへ |