絵で見る創意くふう事典  》 第5章  治工具  》 D作業に合わせて道具を工夫する
 
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i治工具-0505 D作業に合わせて道具を工夫する  
やりにくい作業は道具を工夫することでやりやすくなります。また、複数の道具を使用する作業ではそれらを組み合わせると、道具を探したり持ち替える時間を節減できるようになります。
このページの掲載事例→                      ●050501 ビデオテープ巻取機をつくる   
 ●050502 フィルムの先端を引き出す
 ●050503 オイルシールスプリング取り付け治具をつくる
 ●050504 ヤニ取り棒にゴム円盤を取り付ける
 ●050505 ドライバーの首にバネを取り付ける
 ●050506 シェルの張出部で土を落とす
 ●050507 寸法計測治具を組み合わせる
 ●050508 調整工具を組み合わせる
 ●050509 はさむ道具と叩く道具を一体化させる
 ●050510 直角定規と直定規を組み合わせる
 ●050511 切削工具を一体化する
 
【050501】ビデオテープ巻取機をつくる
[改善前]
ビデオテープのテープダメージをチェックするとき、リールストッパーを押さえながらハブを手回ししていた。

  [改善後]
ハブとストッパー解除ピンを一体化したテープ巻取器を作った。
     
 
【050502】フィルムの先端を引き出す  
[改善前]
カメラの巻上機構検査のためのフィルムはパトローネの中に巻き取られたフィルムの先端を引き出して繰り返し使用する。フィルムを引き出すにはフィルムピッカーをパトローネに差し込みスプールを回してパチッと音がするところまで引き出すのだが、コツがあってうまく引き出せないことが多かった。
  [改善後]
パトローネの遮光布を剥がして出口の段差をなくし、パトローネの内側にテフロンテープを貼ってフィルムの滑りをよくした。これによりスプールを指で逆に回すだけでフィルムの先端を引き出せるようになった。
     
 
 【050503】オイルシールスプリング取付治具をつくる  
[改善前]
オイルシールの裏側に手前側からスプリングを取り付ける作業は見えない所での手探りの作業でやりにくく、カンとコツが必要だった。 
  [改善後]
図のようなオイルシールスプリング取付治具を作った。この先端にスプリングを取り付けてオイルシールの内側に入れ、ガイドをオイルシールにセットしてロッドを押すと一発でスプリングを取り付けることができる。

     
 
【050504】ヤニ取り棒にゴム円盤を取り付ける  
[改善前]
ピアノのキーのヤニをメタノールで拭き取るときメタノール容器のゴムのフタについたヤニが棒の把手にまで付着した。

  [改善後]
棒の把手にゴムの円盤を取り付けた。
     
【050505】ドラーバーの首にバネを取り付ける  
テーブルの下など死角にあるネジを外すためにドライバーの首の部分にバネを取り付けた。  
 
【050506】シェルの張出部で土を落とす  
[改善前]
山留めの下に土が残り人力で掘り出さねばならなかった。

  [改善後]
クラムシェルに張出部をつけてそれで削り落とすことにした。
     
 
 【050507】寸法計測治具を組み合わせる  
[改善前]
寸法をチェックするときそのつど治具を取りに行っていた。
  [改善後]
2つの治具を組み合わせてひとつにした。
     
 
 【050508】調整工具を組み合わせる  
エンジン調整作業で使用するキャップ回転調整工具と排気ガス調整工具を真ん中から切りつないで1本の工具にした。
 
 
 【050509】はさむ道具と叩く道具を一体化させる  
運動靴の靴底に側布を貼るとき布の端をはさんで仮付けしそれを叩く。そのためのはさむ道具と叩く道具を一体化させた。     
 
 【050510】直角定規と直定規を組み合わせる  
[改善前]
直角度と寸法のチェックを2つの治具で行っていた。
  [改善後]
直角定規と直定規を組み合わせた。
     
 
【050511】切削工具を一体化する  
[改善前]
アルミホイールの製造工程でマシニングセンター穴あけ工程の半分以上は工具の交換や軸移動に費やされており、実際の切削時間は僅かだった。

  [改善後]
切削工具を一体化し工具交換と軸移動時間を短縮した。
     
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