黒鉛板を鉄枠に取り付けるときその都度黒鉛板にドリルで穴をあけピンを差し込んでいた。
黒鉛板をボルトで押さえる方式にした。
取材先 北村バルブ
取材 1988
掲載先 ThinkUp 1989/02
歯車を外すのにタガネとハンマーを用いていた。
歯車にネジを切りボルトで取り付け取り外すようにした。
取材先 倉敷紡績早島工場
取材 1984
掲載先 創意とくふう 1984/07
自動旋盤の切粉を取り出すときネジを外してカバーを開けていた。
ネジを蝶ナットに替えてドライバーを不要にした。
取材先 エプソン
取材 1983
掲載先 創意とくふう 1983/07
ボルトを全部外さないと取り外しできなかった。
ボルトをゆるめるだけで取り外しできるようにした。
参考文献 平野裕之著「ジャストインタイム生産方式」（日刊工業新聞社、1987）
ボルトで取り付け、取り外していた。
固定ピンにはめ、少し回すだけで固定できるようにした。
掲載先 創意とくふう 1983/09
ＡとＢをとめるのに蝶ネジで締め付けていた。
クランプを利用してワンタッチでとめられるようにした。
掲載先 創意とくふう 1983/05
点検清掃のために回転部分のカバーを取り外すとき、いちいちドライバーでネジをはずさねばならなかった。
［改善後］
ドライバーを使わずワンタッチでカバーを取り外せるようにした。
取材先 京都機械工具
取材 1996/06/14
掲載先 燃えよリーダー 1996/08
ボルトで取り付け、取り外していた。
横へスライドさせて脱着できるようにした。
掲載先 創意とくふう 1983/09
スピーカーを４本のビスで止めていた。
２箇所を引っかけるようにした。
取材先 三洋電機
取材 1985
リレーユニットの電機接続部をネジ締め方式からはめあい方式にした。
取材先 三菱電機神戸制作所
取材 1982/12/13
掲載先 創意とくふう 1983/03
図のようなカード状の鉄板をエア分配機にセットしてエアを流すと、穴の開いた部分だけエアが通じて金型のピンが出てその位置で製品の鉄板に穴を開ける。このカードをエア分配機にセットするときは４つのボルトを同じ力で締めなければならず、時間がかかった。また、締め付ける力にバラツキがあると誤動作してエア漏れを起こし、不良につながった。
カードを穴あき方式から櫛形方式に変えた。櫛型の出っ張りの部分でエア分配弁のピンを押し、押された部分だけエアが通じて鉄板に穴を開ける。櫛型のカードはワンタッチで取り付け取り外しができ、誤動作の心配もなくなった。
取材先 フジコーポレーション
取材 1999/05/25
掲載先 プレス技術 1999/09
造船のための外板足場はそのつど組立解体しており、多くの労力が必要だった。 7
足場を折りたたみ式にし、伸ばせばすぐに足場ができるようにした。
取材先 日立造船
鍛造プレス機のクラッチは床下のピットの中にあり、カバーがボルトと４本の脚で固定されていた。このため、点検清掃のために狭いピットの中でカバーを取り外すとき時間がかかった。
①吊り下げ式にして４本脚を取り除き脱着可能な支えを１本だけ残した。
②ボルトをライナーに替えワンタッチで着脱できるようにした。
これにより、３人かかっていたカバー脱着・点検・清掃が１人で短時間でできるようになった。
取材先 京都機械工具
取材 1996/06/14
掲載先 燃えよリーダー 1996/08
建物の１階から４階まで重量物を引き上げるとき、床板を取り払ってクレーンで吊り上げる。このとき２階、３階、４階の床面開口部には安全柵を取り付けるが、その取り付け取り外しに時間がかかった。
安全柵を折り畳み式にした。キャスターの付いたストッパーを床面に開けた穴に差し込むだけで柵を固定することができる。重量物の昇降が終わって開口部を閉じるとストッパーを引き上げてワンタッチで折り畳めばよい。
取材先 神戸製鋼所加古川製鉄所
取材 1996/03/27
掲載先 燃えよリーダー 1996/05
