絵で見る創意くふう事典  》 第2章  安全  》 G危険作業を自動化する
 
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i安全-0208 G危険作業を自動化する  
完全な安全を確保するには人を危険から完全に切り離すこと。そのためには人手を機械や装置に置き換えることです。ここではそんな事例を集めました。
このページの掲載事例→                          ●020801 回転物への巻き込まれを防止する   
 ●020802 刃物近くのマーキング作業を自動化する
 ●020803 プレス内に手を入れなくてもよいようにする
 ●020804 放水洗浄を自動化する
 ●020805 ノコ刃折りたたみ作業を機械化する
 ●020806 水ボタを溶かして吹き付ける
 
【020801】回転物への巻き込まれを防止する

[改善前]
コンベア上の金属片を取り除く装置の感度をチェックするため、金属片を取り付けたロープを流して引き戻す作業は腕や体が回転物に巻き込まれる危険があった。

  [改善後]
図のような装置でハンドルを右に回して金属片を流し、金属探知器の下を通過すると左に回してロープを巻き取るようにした。
     
 
【020802】刃物近くのマーキング作業を自動化する  

[改善前]
回転するゴムベルトをカットするとき、2カ所にカッターのついたカッティングマシンが一定間隔で移動してカットする。最初と最後のベルトは標準通りの幅ではないから標準品と見分けが付くようにマークを記入するが、回転する刃物の近くに手を近づけるのは危険だった。

  [改善後]
シリンダーの先にペンを取り付け、カッターのスイッチを入れるとシリンダーが下降して自動的にマークするようにした。
     
 
 【020803】プレス内に手を入れなくてもよいようにする  

[改善前]
冷間コイニング(上下の型で金属板材を強く圧縮し,型の模様を写すプレス加工法)作業で、オペレーターがプレス内に手を入れてワークをセットしている。このとき安全装置の手引きを着用しているが、上型が下降する都度強制的に手が引かれるため非常に疲れる作業だった。

  [改善後]
下型のダイホルダーにエアシリンダーをとりつけ、下型が作業者の前まで前進して停止しプレスの外でワークをセットできるようにした。セット後フットペダルを踏むと下型が後退して定位置で上型が下降してコイニング成形を行う。
     
 
【020804】放水洗浄を自動化する  
 [改善前]
ホイルバスケットの内側に付着した粉鉱石を水を噴射して洗浄するとき、ホイルが回転して危険だった。
   [改善後]
ホイルバスケットの架台に高圧ノズルを取り付け、ホイルバスケットを回転させながら自動的に放水洗浄できるようにした。
     
【020805】ノコ刃折りたたみ作業を機械化する  

[改善前]
大型切断機のノコ刃を交換するとき、3重に折り畳まれた刃を広げ、使い終わった刃は両足で踏み革手袋をはめた手で刃を持ってねじりながら3重に折りたたむ。非常に危険な作業だった。

 
[改善1]
折りたたむときの手の動きを観察して図のような回転アーム式のノコ刃折りたたみ機を作った。
   
[改善2]
改善1の装置では回転ハンドルが鋸刃に近すぎて手をケガする恐れがあった。そこで、図のように回転アームと回転ハンドルを切り離してチェーンで連動するようにした。
   
 
【020806】水ボタを溶かして吹き付ける  
[改善前]
飛び散った溶銑が樋の壁に付着しないように、高温の樋の中に入って水ボタ(粘土とコークスとスタンプ材を混ぜたもの)を手で張りつけていた。
   [改善後]
水ボタを水に溶かして外から吹きつけるようにした。
     
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