改善の事典 》 第2章 安全 》 解説 「安全」とは | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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解説 「安全」とは | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■映画「十戒」の中で、石を運ぶ木のソリとレールの間に油を塗っていた老婆の身にまとっていた布が巻き込まれる場面がありました。動き出したソリが布をどんどん食い込んでいき、老婆は必死になって巻き込まれた布を引き抜こうとするのですが、彼女の非力ではそれができません。やがて老婆は身動きできなくなり、巨石の重圧に押しつぶされようとする寸前に、主人公、モーゼが彼女を救い出すのです。実際の歴史の中ではそんな大規模な工事の中で、そんな風に人間が生命を落と場面が何度もあったに違いありません。 ■生命の危険のある職場で、人は安心して働くことはできません。どれほど報酬がはずまれようとも、どれほどムチが振るわれようとも、自分の生命が危険にさらされると知れば、誰もがそこから逃げ出そうとします。生命の危険は間違いなくすべての人々のやる気を失わせます。人々に安心して存分に力を発揮させようとすれば、どんなことがあっても安全が守られているということを知らせ、納得させる必要があります。。 ■現在の日本では、事業者は「労働安全衛生法」によって働く人たちの安全確保が義務づけられており、この法律に基づいて事業者は安全管理の仕組みやルールを作ることが求められます。職場で働く人たちは、真っ先にそのルールが教えられ、それを守ることが求められます。 |
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