絵で見る創意くふう事典  》 第12章 組織  》 Hやる気を高める
 
 TOP 編集のねらい 5S 安全 品質 作業 治工具 設備 省力 環境 コスト 事務 IT化 組織 顧客 地域 探訪記 解説 総目次 索引
 
組織‐1209 Hやる気を高める BACK

機械は最も効率のよい動き方を追求して作られます。しかし、それと同じ動きを人間に強いれば、単調さに耐えられず、集中力をなくし、ミスが起きやすくなります。人のやる気を盛り上げるには、変化と自由度と遊びの要素が必要になります。

 このページの掲載事例→        ●120901 コンベアにウサギの絵を描く  
 ●120902 コンベア生産方式をセル生産方式に変える 
 ●120903 提案成績をレースで競う
 ●120904 改善に値段を付けて売り上げを競う
 ●120905 社員の独立を支援する  
 
【120901】 コンベアにウサギの絵を描く  


ある工場でコンベアベルトに動物やマンガのキャラクターなど、作業者の思い思いの絵を描かせた。ベルトは10数分で1回転する。単調に流れるコンベア上に自分たちが描いた絵を見つけるとそれがひとつの段落になり、もうひと頑張りしようという気持になったという。

   
 
【120902】 コンベア生産方式をセル生産方式に変える  

コンベア生産方式ではコンベアは一定の速さで回転するから、作業者はその速さに合わせて単純繰り返し作業を強いられる。これをセル生産方式に変えると、作業者は材料を自分で屋台に運びこみ、屋台上で、ほとんどすべての組み付けを担当することになる。仕事の難易度は高まるが、作業スピードを自分で調整でき、創意くふうの余地が生まれることで、やりがいが増し、生産性向上や不良低減の効果を期待できる。

   
 
 【120903】 提案成績をレースで競う  


電機メーカーの事例。
提案成績をレースの形にして食堂の壁面に掲げている。レースの形式やルールは毎年変わるが、提案成績に応じて各職場のコマを進め、みんなはこれを見て多職場に負けるものかと改善くふうに一生懸命になる。年度末にはレース結果に基づいて表彰が行われる。

   
 
 【120904】 改善に値段を付けて売り上げを競う  


空調設備メーカーの事例。
改善、資格取得、管理指標の目標達成など、改善活動の1件1件に値段を付け、それを会社に見立てた自主保全グループの売上とみなして売上を競い合っている。自主保全グループは最初に事務局から融資を受けその利子を払わねばならないから、売上を上げないと倒産する。そうならないようにみんなで改善に精を出すという仕組みである。実際にお金をやり取りするのではなく、数字上のゲームだが、この仕掛けによって改善活動は大いに盛り上がっている。

   
 
 【120905】 社員の独立を支援する  

スタンドソバチェーンの事例。
仕事のノウハウを身につけ、やがて独立して自分の店を持ちたいという社員を支援している。経営をガラス張りにして社員の経営参加を促し、各店の目標は社員が集まって話し合いで決定している。目標を達成した店には利益が還元され、社員達はそれを積み立てて自社株を購入。さらに永年勤続し会社に貢献した社員には経営ノウハウを亭きぃう。資金調達援助などを通じて独立を支援し、のれん分けする。


   
 ▲ページトップへ