絵で見る創意くふう事典  》 第12章 組織  》 Bビジョンを提示する
 
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組織‐1203 Bビジョンを提示する BACKNEXT

強制された目標には反発を感じ、できればそれから逃れたいと思います。人を心の底から奮い立たせるには数値目標以前に大義名分が必要です。自分たちの事業が社会にとってどんな意味を持つのか、どんなミッションを掲げてこのビジネスを展開するのか。そのことへの共感がなければなりません。明確なビジョンを掲げ、そのビジョンへの信頼を築いた企業だけが、より多くの人の力を結集することができます。

 このページの掲載事例→         ●120301 経営理念を提示する  
 ●120302 トップからビジョンを語る  
 ●120303 経営理念を名札の裏に印刷する  
 ●120304 経営理念を唱和する  
 ●120305 キーワードを設定しみんなの意識を集中させる  
 
【120301】 経営理念を提示する  

目標達成のための戦いに従業員をはじめとする関係者の積極的な賛同を得るには、数値目標を超えたビジョン、大義名分が必要になる。
企業はそのために「経営理念」「社是」「社訓」を掲げている。


   
 
【120302】 トップからビジョンを語る   

企業のトップは従業員に繰り返し自らのビジョンを語り、理解と協力を求める必要がある。それがどこまで理解され、浸透しするかが企業の結束力の源泉になる。一部の企業はそのためにトップを囲む社員勉強会を開いている。
あるクリーニング会社の社長は、創業者として自分の体験を社員に伝えるためにこれまでに300回を越える社内研修会を開いている。社長が語るテーマはクリーニング、繊維素材、報告連絡相談、少子高齢化、グローバリゼーション、イノベーション、健康管理……。毎回その話を聞いて感じた感想文を数行で書かせており、それを冊子にまとめて残している。ずらりと並んだ300回分の感想文集を「これこそがこの会社の基本財産です」社長はいう。


参考記事 → clearsawa.pdf P3
   
 
 【120303】 経営理念を名札の裏に印刷する  
 
経営理念を名札の裏に印刷して、常に携行し、確認できるようにした。

参考記事 → fukuicanon.pdf
   
 
 【120304】 経営理念を唱和する  

あるビジネスホテルでは、次のような経営理念を全従業員が毎朝の朝礼で唱和している。
「@私たちは常に『安全・清潔・ぐっすり眠れる』スペースを創造し,お客様第一主義を旨として,お客様に元気になっていただき,活力ある社会活動,経済活動をされるのに貢献します。A現地現物主義に徹してお客様に満足していただくため,私たちはひたすらお客様の要求に合わせて自分を変えて行きます。B世界的レベルでの質の高いサービスをグループを挙げて構築しながら,時代を先取りする創造的な企業をめざします」
経営理念を唱和するだけではなかなか浸透しない。そこで,1人ずつ順番に思うことを発表させることにした。発表するには,人の言葉に耳を傾けなければならない。その中身を咀嚼しなければならず,自ら考えて行動を起こさなければならない。従業員たちはすすんで5Sに気を配り,お客様へのプラスアルファの声かけに努めるようになった。そして,従業員からの提案が増えたという。


参考記事 → superhotel.pdf P4

   
 
【120305】キーワードを設定しみんなの意識を集中させる  

■豊橋市シルバー人材センター(会員数1500人)は、職員と会員の意識を集中し、新しい課題に取り組むために、毎年キーワードを決めている。

2011年のキーワードは「報告・連絡・相談」、2012年は「動」、2013年「考動」、2014年「実動」、2015年「2+1」、2016年「2増1減」と続いた。その下で地域班の再編、ソーイング独自事業、感謝祭、ボランティア活動、福祉施設の指定管理受託、ワンコイン事業、派遣事業、空き家管理…などに取り組んできた。

■ちなみに「2+1」の「2」は、「会員増」と「仕事増」。センターはこの2つを求め続けてきたが、「安全・安心」の「+1」が必要だという。単に「会員増」と「仕事増」を求めてもうまく進まない。会員と発注者の「安全・安心」という「+1」のメリットを追求しないと「会員増」と「仕事増」は手に入れられないという意味である。

 
草刈機講習会場に掲げられたポスター 
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